「デグーってネズミなの?」と聞かれることがよくあります。見た目は小さくて可愛らしいデグーですが、実際はどんな動物なのでしょうか?この記事では、デグーの正体について詳しく解説します。
デグーは「ネズミの仲間」だけどネズミじゃない?
デグーは見た目がネズミに似ているため、「ネズミ」と思われがちですが、厳密にはネズミではありません。
デグーは哺乳綱(ほにゅうこう)齧歯目(げっしもく)デグー科に属する動物で、分類上はチンチラやモルモットの仲間です。一方、一般的なネズミ(ドブネズミやハツカネズミなど)は「ネズミ科」に分類されます。このように、デグーとネズミは近縁ではあるものの異なる科に属する動物なのです。
デグーの特徴
デグーは南米チリ原産の動物で、主に山岳地帯に生息しています。以下のような特徴を持っています。
1. 昼行性の小動物
ネズミの多くが夜行性であるのに対し、デグーは昼行性です。朝や昼に活発に動き回り、人間と同じリズムで生活できるため、ペットとしても人気です。
2. 社会性が高い
デグーは群れで生活する習性があり、非常に社会性の高い動物です。飼い主や他のデグーとコミュニケーションを取るために、可愛らしい鳴き声を出します。
3. 草食動物
デグーの主食は牧草や専用ペレットなどの植物性の餌です。ネズミは雑食性で、肉や穀物なども食べることが多いですが、デグーは完全な草食動物です。
なぜ「ネズミ」と間違われるのか?
デグーがネズミと混同される理由には、以下のようなポイントが挙げられます:
- 見た目がネズミに似ている(体長や形状が似ている)
- 齧歯類(げっしるい)という大きな括りではネズミと同じ仲間に属している
- あまり日本で馴染みのない動物であるため、一般的な「ネズミ」としてイメージされやすい
デグーはネズミよりもペット向き?
ネズミと比較した場合、デグーはペットとして飼いやすいという特徴があります。
- 昼行性で、人間の生活リズムに合いやすい
- 非常に人懐っこく、飼い主との触れ合いを楽しむ
- 体臭が少なく、ケージの掃除がしやすい
そのため、デグーは「ペット初心者にもおすすめの齧歯類」と言えるでしょう。
結論:デグーは「ネズミに似ているけど違う!」
デグーは見た目がネズミに似ているため混同されがちですが、分類上はチンチラやモルモットの仲間であり、厳密にはネズミではありません。しかし、齧歯類という広い枠では同じ仲間です。
ペットとしての魅力がたっぷりのデグー。この記事を読んで興味が湧いたら、ぜひその可愛らしさを実際に感じてみてください!